永住ビザの審査期間はどれくらいかかる?
永住ビザの審査期間は、出入国在留管理庁が公表している標準処理期間「4ヶ月」よりも、実際には大幅に長くなるケースがほとんどです。
近年は審査の厳格化と申請件数の増加により、6ヶ月〜1年半程度を要することが一般的で、東京入管管轄では1年半以上かかるケースも珍しくありません。
審査期間の目安(実情)
標準処理期間(公表値)
約4ヶ月(※あくまで目安)
実際の目安
約6ヶ月〜1年程度
東京入管管轄
1年〜1年半以上(※2025年時点)
地方入管管轄
8ヶ月〜1年程度で許可が出るケースもあり
※東京より比較的短い傾向
審査が長期化する主な理由
審査の厳格化
2019年の永住許可ガイドライン改定以降、要件が明確化・厳格化され、より慎重な審査が行われています。
申請件数の増加
永住申請自体が増加しており、審査に時間を要する傾向があります。
書類の不備・追加調査
住民税や社会保険の納付状況確認などで、追加書類の提出や調査が入ると、審査期間が延びます。
審査期間を左右するポイント
書類の正確性・完全性
納税証明書や勤務先の証明書に不備があると、審査が一時停止します。
出国日数
年間の出国日数が多い(例:100日超)の場合、慎重審査となり、不許可リスクも高まります。
申請時期・管轄入管
東京か地方か、申請の集中時期かどうかによっても大きく変動します。
まとめ|審査期間は「長期前提」で考えることが重要
「知人は〇ヶ月で許可が出た」という話は、自分のケースには当てはまりません。
永住ビザの審査は
「1年前後かかるもの」と考え、最初から書類を万全に整えて申請することが、結果的に最短ルートとなります。
少しの不備や認識違いが、数ヶ月〜半年以上の遅れにつながるのが永住申請の現実です。
