許可・不許可事例
許可・不許可事例から学ぶ!審査のポイント
【許可されたケース】
事例1
工学を専攻した外国人が、日本のゲーム会社でシステム設計・テスト業務に従事(月給25万円)
ポイント
学歴(工学)と業務内容(システム設計・テスト)の関連性が明確であり、報酬も適正水準。
専門性を活かした雇用であることが評価されました。
事例2
文学部卒の外国人材が、大手食品会社で2年間の実務研修を経て、本社の商品企画業務に従事するキャリアパスがある場合
ポイント
一見、文学部と商品企画の関連性が薄く見えますが、企業が計画的な育成プログラムを用意し、
将来的に専門性の高い業務に従事する明確なキャリアパスがあることが評価されました。
入管は単なる現状だけでなく、企業の育成計画も考慮することがあります。
事例3
航空会社の国際線CAとして、語学力を活かし、日本語・英語・母国語を活用して業務を行う外国人
ポイント
国際業務分野の典型例。
多言語能力が業務に不可欠であり、専門性(国際業務)が明確に認められました。
【不許可となったケース】
事例1
教育学部卒の外国人材が、弁当工場で箱詰め作業に従事しようとしたケース
不許可理由
学歴(教育学部)と業務内容(単純作業)の関連性がなく、「技術・人文知識・国際業務」ビザ
の対象外である単純労働と判断されました。
事例2
通訳翻訳業務で、報酬が日本人新卒の平均より著しく低かったケース
不許可理由
「日本人と同等以上の報酬」という要件を満たしていなかったため。
報酬額の適正性は非常に厳しく審査されます。
事例3
留学ビザ時代に資格外活動(アルバイト)の時間を大幅に超えて働いていたケース
不許可理由
過去の在留状況における「素行不良」が原因。
過去の違反歴は、たとえ就労ビザの要件を満たしていても不許可の要因となることがあります。
