永住権を取得するための3つの条件
在留資格「永住者」を取得するためには、次の3つの条件をすべて満たす必要があります。
①素行が善良であること
簡単に言うと、日本の法律やルールを守って生活しているかが見られます。
日常生活をまじめに送り、問題なく暮らしていることが大切です。スピード違反や駐車違反などの軽い違反は、1回程度であれば大きな問題にならないこともありますが、何度も繰り返していると不利になる可能性があります。
②独立して生活できる収入や能力があること
日本で安定して生活できるかどうかが審査されます。
ポイントは「自分で生活できているか」です。ただし、収入は世帯全体で判断されます。
本人の収入が少なくても、
・配偶者の収入が十分にある
・世帯として安定した生活ができている
このような場合は、条件を満たすと判断されることがあります。
③日本にとってプラスになると認められること
その人が日本に永住することが、日本社会にとって望ましいかが判断されます。
法務省のガイドラインでは、次のような点が確認されます。
・原則として 10年以上日本に住んでいること
（そのうち 5年以上は就労系または身分系の在留資格）
・罰金刑や懲役刑を受けていないこと
・税金・年金・健康保険料をきちんと支払っていること
・今持っている在留資格で 最長の在留期間 を許可されていること
・健康面で大きな問題がないこと