在留資格の確認方法
外国人を雇用する際には、必ず在留カードを確認し、
「就労が認められているかどうか?」を確認する必要があります。在留カードには、以下の情報が記載されています。
1. 氏名・生年月日・性別・国籍・地域
本人確認の基本情報です。雇用契約書などの本人情報と必ず照合してください。
2. 住居地
日本国内での現在の住所です。転居があった場合、14日以内に変更届出が義務付けられています。
3. 在留資格
ここが最も重要な部分です。外国人が日本でどのような活動(就労や留学など)ができるかを
示しています。
例:
4. 在留期間
日本に滞在できる期限です。期限切れの場合は在留資格の更新が必要です。
5. 就労制限の有無
この欄には以下のような記載があります。
就労不可
就労が法律で認められていません。アルバイトもできません(例:留学、家族滞在などで資格外活動許可がない場合)
就労制限なし
すべての就労が可能(例:永住者、特定活動(就労制限なし)、技術・人文知識・国際業務など)
指定書記載機関でのみ就労可
特定の機関でのみ就労可能(例:技能実習生)
「就労制限の有無」を間違えて就労させると、不法就労となり企業側も罰則を受ける
恐れがあります。
恐れがあります。
6. 資格外活動許可の有無
通常、就労できない在留資格の人がアルバイト等をする場合、地方入管局から資格外活動許可を受けています。この許可があれば週28時間以内の就労が認められます。
カードに「資格外活動許可あり」と記載されているかを必ず確認してください。
まとめ
在留カードは必ず直接本人から確認し、コピーを保存することが推奨されます。
就労可能な資格か、期限は有効か、就労制限は何か、資格外活動許可があるかを細かくチェックしてください。不明な点は地方入管局や行政書士など専門家に相談しましょう。