労務管理のポイント
外国人労働者との雇用契約時の書類作成と注意点
外国人労働者を雇用する場合には、労働条件通知書と雇用契約書を作成し、労働条件を明確にする必要があります。
労働条件通知書
労働基準法により交付が義務付けられている書類です。
賃金、労働時間、休日、就業場所、業務内容など、雇用条件を具体的に記載します。
書面で交付することが原則(電子交付は条件付きで可能)。
雇用契約書
双方の合意内容を契約として明文化したものです。
労働条件通知書と内容を一致させ、署名・押印(または署名)をもらいます。
注意点
日本の労働法や雇用慣行は外国人にとって理解が難しい場合があります。
専門用語はできるだけ平易な日本語にし、可能であれば母国語訳や英語版を添付します。
契約内容の誤解防止のため、口頭での説明も必ず行い、理解度を確認します。