外国人雇用Q&A

Q. 外国人の留学生は働けますか?
A. 留学生がアルバイトをする場合、原則として「資格外活動許可」が必要です。
この許可を取得している留学生は、週28時間以内でのアルバイトが認められています。
また、夏休みや春休みなどの長期休暇期間中は、週40時間まで勤務することが可能です。
ただし、パチンコ店など風営法に関わる業種では働くことはできません。
労働時間は1日8時間以内が上限とされています。
採用の際は、学生証と在留カードを確認し、在留資格(ビザ)および資格外活動許可の有無を必ず
確認してください。
Q. 外国人の雇用はどうすればいいですか?
A. 外国人を雇用するには、いくつかのパターンがあります。
- 日本の学校を卒業する外国人留学生を新卒として採用する場合
- 海外にいる外国人を日本で雇用する場合
- すでに日本に在住している外国人を中途採用する場合
いずれの場合も、就労が認められる在留資格(ビザ)の取得または変更が必要です。
Q. 外国人の面接で確認するポイントとは何ですか?
A. 就労できるかを確認する必要があります。
- 在留資格(ビザ)と在留期間(在留カードの確認)
- 履歴書や職務経歴書
- 日本語検定の結果
- 日本での就労目的
Q. 外国人の雇用契約書や就業規則は日本語で作成して問題ありませんか?
A. 労働条件通知書は、日本語で作成しても法律上は問題ありません。
ただし、外国人の方の中には、漢字が読めなかったり、内容を理解しづらい場合もあります。
そのため、フリガナを付けたり、やさしい日本語で分かりやすく記載することをおすすめします。
また、厚生労働省HPでは、英語・中国語・韓国語・インドネシア語・ベトナム語など、様々な言語で作成された外国人向けの労働条件通知書の書式が公開されています。
Q. 外国人でも社会保険への加入は必要ですか?
A. 外国人労働者の社会保険・雇用保険加入について
雇用保険の加入条件
- 週20時間以上勤務
- 31日以上の雇用見込みがある場合
- 社会保険(健康保険・厚生年金)の加入条件
- 週の労働時間および勤務日数が正社員の4分の3以上の場合
※特定適用事業所の場合は別途基準があります
加入手続きの流れ
加入手続きに際しては、パスポートや資格外活動許可証などで本人確認を行い、在留カードや
住民基本台帳の情報に基づいて資格を取得します。
在留資格(ビザ)の判断は専門家へご相談ください
在留資格(ビザ)は、種類ごとに目的や従事できる業務に違いがあるため、状況に応じて使い分ける必要があります。
在留資格(ビザ)は複数あるだけではなく、雇用側としての要件なども複雑なので、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そうした場合には、専門家に相談することをおすすめします。
専門家に相談すれば外国人材を安心して受け入れる準備を整えることができ、トラブルを防ぐことに繋がります。
当事務所では、在留資格(ビザ)の相談を承っています。
まずは無料相談を利用してご相談ください。
