配偶者ビザの「質問書」作成で押さえるべき重要ポイント
配偶者ビザを申請する際は、市区町村や関係機関で取得する公的書類に加え、任意で提出する資料など、数多くの書類が必要になります。その中でも特に重要なのが「質問書」です。質問書では、身元保証人(日本人配偶者)の家族構成や勤務先など、さまざまな項目を記載しますが、審査に大きく影響すると考えられるのが、2ページ目「2 結婚に至った経緯(いきさつ)について」の欄です。この部分の記載内容が、婚姻の信ぴょう性を判断する大きな材料になります。
結婚に至った経緯で押さえるべき3つのポイント
① 初めての出会いについて
まずは、お二人がいつ・どこで・どのように出会ったのかを具体的に記載します。
- 出会った場所
- 正確な年月日(「3年前」ではなく「2023年4月15日」など具体的に)
- 出会いのきっかけ(紹介、職場、SNSなど)
事実関係を整理したうえで、その時の気持ちも記載しましょう。単に「かわいいと思った」「かっこいいと思った」だけでなく、「もう一度会いたいと思った」「連絡先を交換したいと感じた」など、次の行動につながる自然な感情を書くことが大切です。
② 交際に発展するまでの経緯
次に重要なのが、交際に至るまでの具体的な流れです。
- 連絡方法(電話・LINE・メールなど)
- 初デートの日付・場所
- 告白のタイミング
- 交際開始日
ここでも、できる限り正確な日付と客観的事実を記載します。
そして忘れてはならないのが、そのときの感情の変化です。
- 電話で話しているうちに距離が縮まったこと
- 告白されたときの気持ち
- デートを重ねる中で結婚を意識したこと
事実と気持ちを並行して記載することで、より自然で説得力のある内容になります。
また、
- メールやLINEのスクリーンショット
- デート写真
- 交際が確定したレストランでの写真
などがあれば、交際の信ぴょう性を裏付ける有力な資料となります。
③ プロポーズについて
最後に、プロポーズに至る経緯です。
- プロポーズの日付
- 場所
- どのような流れでその日を迎えたのか
- 実際の言葉
- 相手や親族の反応
これらをできるだけ具体的に記載します。加えて、少し照れくさいかもしれませんが、そのときの気持ちの変化も書きましょう。形式的な説明だけでなく、「なぜ結婚を決意したのか」が伝わることが重要です。
大切なのは「事実」と「気持ち」のバランス
質問書では、単なる時系列の説明では不十分です。
- 客観的事実
- お二人の気持ちの変化
- 親族の理解や反応
これらをバランスよく記載することが、審査官に正確に意図を伝えるポイントです。文章を上手に書こうと意識しすぎる必要はありません。大切なのは「事実を具体的に、正確に」書くことです。
作成後は必ず見直しを
当事務所にご相談いただく方の中には、ポイントから外れた内容や、感情に偏りすぎた文章になっているケースも少なくありません。
質問書は「ラブレター」ではなく、審査資料の一部です。
- 具体性はあるか
- 日付は正確か
- 事実と感情のバランスは取れているか
- 審査官に意図が正確に伝わるか
作成後は、時間を置いてから必ず見直すことをおすすめします。配偶者ビザの質問書は、婚姻の信ぴょう性を左右する重要書類です。
丁寧に準備し、審査官に「真実の結婚」であることが伝わる内容を整えましょう。
